HTML/CSSフリーランスについて、未経験からでも本当になれるのか。この記事では、未経験からHTML/CSSフリーランスとして初案件を獲得するまでの手順と、単価相場・案件獲得方法を解説します。
「稼げない」という声も聞くけど実際はどうなのか——その疑問にも正直にお答えします。
- 対象: HTML/CSS未経験でフリーランスを目指している20代
- 結論: 2〜3ヶ月の学習 + ポートフォリオ3点で初案件獲得は現実的
- 理由: HTML/CSSはプログラミング言語の中で習得難易度が低く、クラウドソーシングの案件数も多い
- 次のアクション: まず学習を始め、ポートフォリオを作ることに集中する
未経験でもHTML/CSSフリーランスになれるのか
最初に結論をお伝えします。HTML/CSSフリーランスは未経験からでもなれます。 ただし、「すぐに稼げる」わけではなく、2〜3ヶ月の学習と実績作りが必要です。
結論:なれる。ただし2〜3ヶ月の準備が必要
HTML/CSSはプログラミング言語の中で最も習得難易度が低いカテゴリです。JavaやPHPのように「動く仕組み」を作るのではなく、「見た目を作る」言語なので、論理的な思考力がなくても習得できます。
2〜3ヶ月で基礎をマスターし、ポートフォリオを3点作れれば、クラウドソーシングで初案件を取ることは十分に現実的です。
PHP・JavaScriptとの難易度の違い
| 言語 | 習得難易度 | 学習期間目安 | 初案件までの期間 |
|---|---|---|---|
| HTML/CSS | ★☆☆(低) | 1〜3ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
| JavaScript | ★★☆(中) | 3〜6ヶ月 | 6〜12ヶ月 |
| PHP | ★★☆(中) | 3〜6ヶ月 | 6〜12ヶ月 |
| React/Vue | ★★★(高) | 6〜12ヶ月 | 12ヶ月以上 |
HTML/CSSは「最初の一歩」として最も入りやすい選択肢です。ただし、HTML/CSSだけで高単価を狙うには限界があるため、のちにJavaScriptやWordPressを加えていくことが重要です。
「稼げない」と言われる理由の本質
「HTML/CSSフリーランスは稼げない」という声の多くは、HTML/CSSだけしかできない状態で止まっていることが原因です。
初期に月3〜5万円から始まり、JavaScriptやWordPressを加えることで月20〜30万円に伸ばせます。「稼げない」のはスキルの問題ではなく、スキルの拡張が止まっているケースがほとんどです。
炭田一樹相談を受けた20代の多くが「HTML/CSSを完璧にしてから次に進もう」と考えていますが、完璧を待っていると時間だけが過ぎます。「基礎ができたらポートフォリオを作って動く」という姿勢のほうが、結果的に早く稼げるようになります。
HTML/CSSフリーランスの案件の種類と単価相場
どんな仕事があって、いくら稼げるのかを把握しておきましょう。
LP・コーポレートサイトのコーディング
デザインデータ(Figma・XD等)を受け取り、HTML/CSSでコーディングする仕事です。案件数が最も多く、未経験者が最初に受けやすいカテゴリです。
| 案件規模 | 単価目安 |
|---|---|
| LPのコーディング(1ページ) | 1〜5万円 |
| コーポレートサイト(5〜10ページ) | 5〜20万円 |
| ECサイトのHTMLコーディング | 10〜30万円 |
WordPressカスタマイズ
既存のWordPressサイトのテーマやデザインをカスタマイズする仕事です。HTML/CSS+WordPressの知識があると単価が上がります。
- テーマのデザイン変更・CSS調整: 1〜5万円
- オリジナルテーマの制作: 10〜30万円
- プラグイン設定・サイト構築: 5〜15万円
バナー・メルマガHTML
バナー画像のコーディングやHTMLメールのコーディングです。1案件あたりの単価は低め(0.5〜2万円)ですが、量をこなしやすく、最初の実績作りに向いています。



「まず何を受ければいいか」と迷ったら、LPコーディング1〜2万円の案件から始めることをおすすめします。単価は低いですが「納品した実績」がつくことが重要で、実績が増えるほど次の案件が取りやすくなります。
未経験から初案件獲得までのロードマップ
4つのステップで整理します。これが最短ルートです。
Step1:HTML/CSS基礎を2〜3ヶ月で習得
最初の2〜3ヶ月は学習に集中します。以下のスキルが「初案件を取れる水準」の目安です。
- HTML: 基本タグ(見出し・リスト・リンク・画像・フォーム)を使いこなせる
- CSS: Flexbox・Gridでレイアウトを組める。レスポンシブ対応ができる
- コーディング環境: VS Codeの基本操作ができる
- Git/GitHub: ファイルを管理してGitHubに上げられる(必須ではないが加点要素)
学習リソースは「Progate」「ドットインストール」で基礎を固めてから、実際にサイトを模写する練習が最も効果的です。スクールを活用する場合は、制作実績が作れる環境があるかどうかを選ぶ基準にしてください。
Step2:ポートフォリオを3点作る
学習が終わったらすぐに実際の制作に入ります。ポートフォリオは3点あれば初案件に応募できます。
| ポートフォリオの種類 | 目的 |
|---|---|
| コーポレートサイト模写 | コーディングの基礎力を見せる |
| LP(架空のサービス)のコーディング | デザインへの対応力を見せる |
| レスポンシブ対応サイト | スマホ対応の実力を示す |
ポートフォリオはGitHub Pagesや独自ドメインで公開しておくと、クライアントに見せやすくなります。
Step3:クラウドソーシングで初案件を獲る
ポートフォリオが3点そろったら、ランサーズやクラウドワークスに登録して案件に応募します。
最初の案件を取るためのポイント
- 単価よりも「実績を積む」ことを最優先にする
- プロフィールにポートフォリオのURLを必ず載せる
- 提案文はクライアントの課題に具体的に答える内容を書く
- 最初は10〜20件応募しても通らないことが普通。根気が必要
最初の1〜2件は赤字覚悟で受けることも選択肢です。実績がつくとその後の受注率が上がります。
Step4:リピート獲得で単価を上げる
初案件を納品したら、クライアントとの継続関係を作ることが次の目標です。
- 納期より早めに納品する
- 修正対応を丁寧に行う
- 追加案件の提案を自分からする
同じクライアントからリピートを得ることで、応募コストゼロで継続収入が作れます。これが月10万〜20万円への近道です。
最低限必要なスキルと高単価につながるスキル
初案件を取るために必要なスキルと、単価を上げるために習得すべきスキルを分けて整理します。
最低限(初案件を取れる水準)
| スキル | 習得の目安 |
|---|---|
| HTML基礎 | 基本タグを使いこなせる |
| CSS | Flexbox・Gridでレイアウトが組める |
| レスポンシブデザイン | メディアクエリでスマホ対応ができる |
| Figma(読み取り) | デザインデータからサイズや色を確認できる |
単価を上げるスキル(月20万〜を目指すために)
- JavaScript: 動きのある実装(スライダー・モーダル等)ができると案件の幅が広がる
- WordPress: テーマのカスタマイズ・オリジナルテーマ制作ができると単価が上がりやすい
- Sass/SCSS: CSSを効率よく書けるようになる。実務では必須に近い
- Figma(デザイン): デザインから制作まで一人でできると高単価案件を狙いやすい
HTML/CSSの基礎を固めた後、JavaScriptとWordPressを加えることで月20〜30万円のラインが見えてきます。



「HTML/CSSを完璧にしてから」ではなく、「案件を受けながら次のスキルを学ぶ」のが現実的な成長のサイクルです。私たちの経験では、実案件の中で学んだことのほうが定着速度が速い傾向があります。
案件獲得の主な方法
どこで仕事を探すかによって、獲得しやすさと単価が変わります。
クラウドソーシング(初案件向け)
ランサーズ・クラウドワークスはHTML/CSSの案件数が最も多く、未経験者でも応募できます。単価は低めですが「実績を作る」ことが目的なら最適です。
- ランサーズ: HTML/CSS案件が豊富。バナー・LP・サイトコーディングが多い
- クラウドワークス: 案件数が多く、単価の幅が広い


スクール経由の案件紹介
プログラミングスクールの中には、卒業後に案件紹介や就業サポートを行っているところがあります。スクール経由の案件は実績ゼロでも受けやすく、案件単価がクラウドソーシングより高めな傾向があります。
スクール選びのポイントは「制作実績が作れるカリキュラムがあるか」「卒業後の案件サポートがあるか」です。
SNS・ポートフォリオサイトで直接受注
XやInstagramでコーディング作品を発信し、直接依頼を受ける方法です。単価交渉の自由度が高く、長期的に最も収益性が高いルートです。ただし認知を得るまでに時間がかかるため、クラウドソーシングで実績を積んでから並行するのが現実的です。



「どこで仕事を探せばいいかわからない」という相談をよく受けます。最初はクラウドソーシング1本に絞って実績を作り、半年後にSNS発信を始めるという順番が、私たちが見てきた中では最も早く安定収入を作れるパターンです。
よくある質問(FAQ)
独学とスクール、どちらがおすすめですか?
どちらでも初案件獲得は可能です。独学は費用がかからない分、挫折リスクがあります。スクールは費用がかかりますが、カリキュラムが整っており、案件サポートがあるところはフリーランスへの道が短くなりやすいです。自己管理が得意なら独学、サポートを重視するならスクールという選択肢になります。
HTML/CSSだけで月20万円稼げますか?
HTML/CSSだけで月20万円を稼ぐことは、現実的には難しいです。WordPressやJavaScriptを加えることで月20〜30万円のラインが現実的になります。HTML/CSSはあくまで「スタートライン」として位置づけ、スキルを拡張していくことが重要です。
何歳からでも始められますか?
HTML/CSSに年齢制限はありません。ただし、フリーランスとして稼ぎ続けるには継続的な学習が必要です。20代のうちに始めるほど、スキルを積み上げる時間が多くなるため有利です。
学習にかかる費用はどのくらいですか?
独学であれば、ProGateやドットインストールの有料プラン(月1,000〜3,000円程度)で十分です。スクールを使う場合は10〜30万円程度が相場です。スクール費用は将来の収入に対する投資として考えると判断しやすくなります。
まとめ
- 未経験でもなれる: 2〜3ヶ月の学習+ポートフォリオ3点で初案件獲得は現実的
- 単価相場: LP1枚で1〜5万円。WordPressを加えると月20〜30万円を目指せる
- 最短ルート: 学習 → ポートフォリオ3点 → クラウドソーシングで初案件 → リピート獲得
- 稼げない理由: HTML/CSSだけで止まること。JavaScriptとWordPressを加えることが単価アップの鍵
「まず動いてみる」ことが大切です。完璧を待たずに、ポートフォリオ1点できた段階で応募を始めてみてください。









