「フリーランスに興味があるけど、スキルも実績もない。どこに応募できるのかわからない」という状態の方は多いです。
結論から言うと、フリーランス未経験でも案件は取れます。 ただし、「エージェントに登録→案件獲得」という順番は通用しません。実績ゼロの状態では、エージェントに登録しても紹介してもらえないことがほとんどです。
正しい順番は「クラウドソーシングで実績を作る → ポートフォリオを整える → エージェントへ移行」です。
フリーランス未経験者が案件を取れない本当の理由
「スキルがない」より「証明できるものがない」が問題
未経験者が案件を取れない一番の理由は、スキルがないことではなく、スキルを証明できるものがないことです。
クライアントが案件を発注するとき、最も不安なのは「この人に任せて大丈夫か」という信頼性です。実績やポートフォリオがあれば、この不安は大幅に減ります。
逆に言えば、実績を作ることがフリーランスの最初の仕事です。
未経験者が犯しがちな3つの失敗パターン
| パターン | 問題点 |
|---|---|
| いきなりエージェントに登録する | 実績なしでは案件を紹介されない。時間を無駄にしやすい |
| 単価にこだわりすぎる | 最初から高単価を狙うと応募できる案件がゼロになる |
| 完璧なスキルを身につけてから始めようとする | スキルより実績が先に必要。学習しながら案件を取るのが正解 |
炭田一樹私たちが見てきた中で「未経験でも早くフリーランスとして収入を作った人」の共通点は、「完璧を目指さず、最初の1件をとにかく取ること」を最優先にした人です。最初の案件は安くて当然。それよりも「納品した実績があるか」の方が重要です。
未経験から最初の案件を取る3ステップ
Step1: クラウドソーシングで実績を3件作る
フリーランス未経験者が最初に使うべきプラットフォームはクラウドソーシング(クラウドワークスまたはランサーズ)です。
理由は3つあります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 未経験でも応募できる案件が多い | 「初心者歓迎」「丁寧に教えます」と書かれた案件がある |
| 実績が可視化される | 評価・評判がプロフィールに蓄積される |
| 小さな仕事からスタートできる | 1,000円〜の案件で経験を積める |
最初の目標は「3件納品・評価を得る」です。金額よりも評価の蓄積を優先します。
未経験が狙いやすい案件:
| 案件タイプ | 特徴 | 応募のコツ |
|---|---|---|
| データ入力・リサーチ | 特別スキル不要 | 丁寧さ・スピードをアピール |
| 記事・テキスト作成 | 文章が書ければOK | サンプル文を添えて提案 |
| 簡単なバナー・画像作成 | CanvaなどのツールでOK | 制作例をプロフィールに掲載 |
| アンケート・データ整理 | 誰でもできる | 即対応・正確さをアピール |
Step2: ポートフォリオ・プロフィールを整える
実績が3件揃ったら、ポートフォリオとプロフィールを整えます。
ポートフォリオに含める内容:
- 過去の納品物(許可をもらったもの)
- 制作した成果物のサンプル(自主制作でもOK)
- 対応できる業務の範囲
- これまでの経歴・学歴(関連するもの)
実務経験がない職種のポートフォリオは自主制作で補えます。
- Webデザイン → 架空のWebサイトを制作して掲載
- ライティング → 自分のブログ記事をサンプルとして提示
- データ分析 → オープンデータを使った分析レポートを作成
Step3: 単価を上げながらエージェントへ移行する
クラウドソーシングで5〜10件の実績ができ、評価が安定してきたら、より単価が高いエージェントやマッチングサービスへの移行を検討します。
移行の目安:
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| 実績件数 | 5〜10件以上 |
| 評価 | 4.5以上(5段階評価) |
| 単価 | 時給換算で1,000〜1,500円に到達 |
| 継続クライアント | 1社以上の継続案件がある |
エージェントへ移行すると、月単位の安定収入と高単価案件が狙えるようになります。



クラウドソーシングは「練習の場」と割り切ることが大切です。単価が低いうちは「実績を買っている」という意識で取り組んでください。実績ができると、次のステージに移れるスピードが変わります。
未経験でも応募できる案件の種類と特徴
ライティング・データ入力(最も入りやすい)
ライティングは文章を書ける人なら応募できる案件が多く、未経験者の中で最も入りやすいカテゴリです。
- SEO記事・ブログ記事(1文字0.5〜3円が相場)
- 商品説明文・PR文章
- SNS投稿文の作成
データ入力は特別なスキルがなくても始められ、コツコツ取り組める人に向いています。
- Webリサーチ・情報収集
- リスト作成・スプレッドシート整理
- テープ起こし・文字起こし
デザイン・コーディング(ポートフォリオが鍵)
デザインやコーディングは、未経験でも自主制作のポートフォリオがあれば応募できます。
| 職種 | 入門のポイント |
|---|---|
| バナー・サムネイル制作 | Canvaで制作例を作ってから応募 |
| Webサイト制作 | 自分のポートフォリオサイトを作る |
| LP(ランディングページ)制作 | HTML/CSSの基礎があればOK |
ポートフォリオを持った状態での応募は、実績なしでも採用される確率が大幅に上がります。
マーケティング・SNS運用(ポテンシャルで勝負)
SNS運用代行やコンテンツ制作は、個人でSNSを運用した経験や、マーケティングの知識があれば未経験でも挑戦できます。
- SNS投稿の企画・制作補助
- ブログ記事のキーワード調査
- 広告運用補助(未経験OKの学習前提案件もある)
特に「私はInstagramを○年運用し、フォロワーを○○人に伸ばした」という実績があれば、それがそのまま応募の根拠になります。
未経験から単価を上げるまでのロードマップ
| フェーズ | 期間の目安 | やること | 月収目安 |
|---|---|---|---|
| フェーズ1 | 1〜3ヶ月 | クラウドソーシングで実績を積む | 0〜3万円 |
| フェーズ2 | 3〜6ヶ月 | ポートフォリオを整え、単価を上げる | 3〜10万円 |
| フェーズ3 | 6〜12ヶ月 | 継続クライアントを確保・エージェントへ移行 | 10〜30万円 |
| フェーズ4 | 12ヶ月〜 | 専門特化・高単価案件へ移行 | 30万円〜 |
このロードマップは目安であり、稼働時間やスキルの伸び方によって大きく変わります。フェーズ1に時間をかけすぎず、早めにフェーズ2への移行を意識することが重要です。
よくある質問
- 会社員でも未経験からフリーランス案件を取れる?
-
取れます。クラウドソーシングは会社員の副業としても利用できます。最初は週2〜5時間程度の稼働でも始められるので、本業と並行して実績を作ることが可能です。
- スキルを学ぶのと案件を取るのはどちらを先にすべき?
-
並行して進めるのが正解です。「スキルを完全に習得してから」と待っていると、いつまでも始められません。最低限の基礎(ライターなら文章の書き方・デザイナーならCanvaの使い方)ができたら、並行して案件への応募を始めましょう。
まとめ:最初の1件が全てのスタート
フリーランス未経験から案件を取るためのポイントをまとめます。
- 最初はクラウドソーシングで実績を3件作る
- ポートフォリオは自主制作でも良い
- 最初の単価は低くて当然。実績の蓄積を優先する
- 実績ができたらエージェントへ移行して単価を上げる
まず「クラウドワークスかランサーズに登録してプロフィールを100%埋める」という小さな一歩から始めてみてください。
副業案件の探し方の全体像については副業 案件 探し方も合わせて参考にしてください。










